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英単語の覚え方の比較と認知心理学テスト

認知心理学のテストで英単語の効率的な覚え方を比較してみると、興味深い結果となった。

認知心理学のテストで英単語の効率的な覚え方を比較してみると、興味深い結果となった。

大手受験予備校等も生徒獲得競争に勝ち抜くために、英単語を気合を入れて覚えまくるといった、ハードな受験戦争に生き残るイメージで、武道に似せて、英単語道場なるものをCMに出していている。本校にも、その道場にて単語を覚えてきた生徒達が通っているのだが、「これじゃぁ、受験生がかわいそうだ。」というのが率直な感想。社会人になってからもTOEIC600突破の勉強でも苦労しそうです。

まず、単語を覚える時に、万人に当てはまる、一番効率的な唯一の方法があるというのが前提になっているが、その段階で、アウト。なぜなら、人の能力や性格に応じて、一番効率的な方法は、変わるから、その都度、各学習者に応じてのベストの覚え方を実践することが大切。従って、約10通りの覚え方を用意し、アレンジして覚えてもらっている。

また、とある英単語記憶法(メソッド)で単語を覚えると、その記憶法を導入する前と導入した後では、100問の単語テスト(日英と英日)で、劇的な記憶力のUPが見られるというのもアウト。なぜなら、単語の意味は文脈が決めるもので訳語だけが正解しても「実際の場面で使えない」からであり、また、長らく記憶にとどめておくことができる記憶法かどうか、つまり、試験日まで覚えていられるかどうか、というのも疑わしい。肝心なのは、実際に使える実力であり、英語の試験日まではもちろん、試験が終わった後も、できるだけ長く、記憶に残せるかどうかではないか。

認知心理学は、記憶の科学であり、英単語と熟語の記憶に科学的なアプローチを取って考える。英単語の記憶にあたっての必要条件(necessary condition)と十分条件(sufficient condition)があるということ、そして、この十分条件を満たすために、実験群(experimental group)と統制郡(control group)とを用意したテストを行いその結果を記憶法に導入することが必要であり、さらに、横断的に縦断的に検証し、蓋然性を高め、慎重に帰納を積み重ねた努力の結果、これにより、科学として価値ある事実の1つを提示できる。英検受験者にもTOEIC受験者にも、参考にしてもらいたい。

ノイズは、サンプルがあまりランダムでないこと、サンプルサイズが1000人未満であること、練習効果があることだが、ユニゾン英語学院とArt横浜英語教室は、科学的に英語習得に向けて踏み込んだ、類まれな英語塾であり、英会話スクールだろう。

必要条件・・・接尾辞や接頭辞や語源の理解等(多くの予備校や英会話スクールもやっている)
十分条件・・・認知心理学に基づいた各学習者に応じたバラエティー豊かな記憶法

英語力に自信のない人、効率的な英語学習を実践したい人は、是非、体験してみてください。

 
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